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Le Bistrot de Saint Paul でカスレ

 ここんとこ、めっきり外食していないしできもしないので、過去に行ったレストランでも振り返って、行った気になってみることに。

 夫がときどき無性に食べたくなる料理シリーズ。今回はカスレです。

 リヨン旧市街の外れにあるこのお店は、我々夫婦の好きな店のひとつで、カスレが看板料理です。カスレは、ラングドック地方の郷土料理で、いんげん豆と塩漬けの鴨を煮込んでこんがり焼いた、冬場向きボリュームメニュー。私も好きだけど、店で食べると一皿食べ終われないんですよね〜。

 夫はここに来ると、なんとかの1つ覚えのように、カスレしか頼みません。そして、注文を取りに来た人から毎回確認されるのが、

「食欲はおありですか?」

↑これの意味するところは写真参照。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、とにかく量が多いのです!!!大きめの丼ほどもある器に、ぎーっしりと、豆と肉が入っています。当然、当日の夜はガス漏れ警報鳴りっぱなしです!
Le Bistrot de Saint Paul でカスレ_c0129033_759139.jpgLe Bistrot de Saint Paul でカスレ_c0129033_7592960.jpg

 この日私が注文したのは、フォワグラのクネル。見た目は素っ気ないですが、結構しっかりフォワグラが練り込んであって美味でした。フォワグラはソースに使われてる程度だろうと高をくくっていたので、ちょっと得した気分です。

 シェフは60代ぐらいのお母さん。いつも食べ終わる頃には挨拶をしに来てくださって、アットホームな雰囲気も気に入っています。決して華やかではない店だけど、お勧めです。

Le Bistrot de Saint Paul(ル ビストロ ド サンポール)
2 Quai de Bondy 69005 Lyon
04 78 28 63 19

# by madaniwa | 2010-03-09 08:05 | 外でごはん

砂肝とサンマルセランのサラダ

砂肝とサンマルセランのサラダ_c0129033_5525545.jpg


ちょっと調子が悪かったので、夕食の準備を免除してもらった日(・・・と書くとこの日だけのようだけど、実はかなりしょっちゅう免除してもらってる。笑)のメニュー。

サラダ菜の上に、とにかく色んな物を乗っけてしまおうというのが、フランスのサラダ。楽しくて好きです。ただ、サラダといっても、カロリーは普通の肉料理並みかも。

この日のサラダは、砂肝のコンフィとサンマルセランチーズ(加熱処理してあるのを見つけたそうで、私が食べても大丈夫らしい)。エシャロットとレモンのドレッシングでいただきました。

生野菜は体を冷やすのが心配だけど、ちゃんと温野菜も食べてますよ。
# by madaniwa | 2010-02-16 05:54 | 家でごはん

はじめてのおつかい@パリ

夫がパリ出張だったので、チャ〜ンス!! とばかり、日本食料品店に初めてのお使いを頼むことに。

日本語の表示しかなくても大丈夫なように、写真入りのお使いメモを持たせたところ、頼んでない物まで喜々として大量に買い込んで来た。
はじめてのおつかい@パリ_c0129033_5234521.jpg


ちょっとちょっと〜、あんた我が家の食費の半月分ぐらい支払って来たんじゃないの???(写真には写ってないけど、ブランド物の日本米まであった)・・・と言いつつ、顔がにやけてしまった。

でも感心なことに、「なんでこんな物まで買って来たのさ〜?いらーん!!!」
という物はなかった。なくても代用きくけど、あればあったで便利な物ばかり。

やるじゃん。優秀優秀。

マヨなんかはフランス製品で十分なので贅沢品だけど、やっぱり味が違うのでちょっと嬉しい♪
ウスターソース2本は多すぎ。まあなんか使い道はあるでしょう。

こんなことなら、もっと難易度の高いもの(干椎茸とか昆布とか・・・)も頼んでもよかったかな?
# by madaniwa | 2010-02-16 05:32 | よしなしモノ

玉村豊男『パリのカフェをつくった人々』

以前ブラッスリの記事でちらっと紹介した、玉村豊男さんのエッセイを、久しぶりに読み返してみた。

玉村豊男『パリのカフェをつくった人々』_c0129033_9245735.jpg
普段、何気なく利用しているカフェ、外国人にとってはおそらくパリの風景としてイメージされるものの筆頭に上がるであろうカフェ、自由でおしゃれで華やかでエスプリ ド パリ(←意味不明)なカフェ。

そんな、今となってはパリ、ひいてはフランスの代名詞のようなカフェ文化は、意外にも、田舎者の底力で出来上がっていたのであった〜、ということを学べる一冊。

定番おやつのクレープや、ブラッスリの歴史も分かる。身近な物の歴史を知るって楽しいよね〜。

ところで、手元にあるのは文庫本だけど、もともとの本の初版は1992年。あ、私のフランス初上陸の前年だわ!それから現在までの間に、知る限りでは、外国からの(特に北アフリカ)移民の数が一気に増え、マグレブ人やトルコ人経営のケバブ屋やピザ屋が、雨後のタケノコのようにぼこぼこ開店し、カフェ中心だった街並も、随分様変わりしたのではないかなと想像される。想像っつうか印象ね。

そのうち『パリのケバブ屋をつくった人々』なんて本が出るかもしれないな〜。
# by madaniwa | 2010-02-11 09:35 |

『殺意の瞬間』

 もう数ヶ月前になるけれど、久々に胸のすくような映画を観た。
(プチネタバレありです。ラストを楽しみに観たい方は読まないでくださいね)

 こちらのテレビでは、モノクロ時代のフランス映画がやたらと流れる。ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ジャンポール・ベルモンド辺りは、正直飽き飽きするほど馴染みの顔ぶれ。正午のタモさんぐらいな感じ。 著作権の関係でテレビで放映し易いとかなんとか、素人にはわからない事情があるのかな?

 この『殺意の瞬間』も、たまたまつけてたチャンネルで流れていたもの。
『殺意の瞬間』_c0129033_3302956.jpg


 「またジャン・ギャバン〜?もういいよ〜」
なんて言いながら、別に見たい番組もないので、何げにちら見していたら、いつのまにか展開が気になって目が離せなくなってしまった。

 私を釘付けにしたのは、悪役ヒロインから発される、強力な悪女オーラに他ならない。
 だって、憎たらしいんっすよ、この女〜!フランス語の理解が拙い私にさえ、びんびんに伝わってしまうほど。

 いわゆる悪女といえば、冷徹な才女風だったり、反対に色気ムンムンのファムファタル風だったりするけれど(←偏見)、このヒロインは、見た目清楚で可憐、でも腹の中真っ黒・・・なところが、逆にリアル。

「あ〜、こういう人、クラスや職場に居たら、同性の友だちが出来ないタイプよね〜!」みたいな。

で、主人公もそんなところに騙され、あやうく陥れられそうになるわけデス。

だからもう、ジャン(役名は別にあったんだけど)の運命が気になって気になって、思わず、
「しっかり、ジャン!そんな女にだまされるんじゃないわよおお〜!」
と、拳をにぎって応援したくなってしまった。

「あああ、でもでも、フランス映画のことだから、例によって、もやもやする終わり方(ジャンが殺されて終わりとか・・・)だったらどうしよう〜」

が、視聴者の心配を他所に、ラストはちゃ〜んと溜飲を下げる結末になっている。

 ちょっと残酷な終わり方なので、それで溜飲下げてる自分ってどうよ???
という気もするけど、あんまりスッキリしたので宣伝したくなった。多分、ジャン・ギャバン作品の中では、それほどメジャーなものではないと思う。隠れた名作。
# by madaniwa | 2010-02-03 03:45 | 映画・DVD・テレビ


びよよんな日々。ささやかなストレス解消です。更新はゆっくりゆっくり行っています。


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